生活空間に溶け込むことを目指した介護用トイレのデザインに挑戦しました。 優れたデザインが溢れた時代の中で、もっとデザインするべきものはなんで しょうか。私は介護用品や医療用品を思い浮かべました。体が不自由な人に向 けて作られるものは、機能面ばかりで一般的なものと比べると、少し無骨なも のが多いと感じました。中でも注目したのが介護用トイレです。従来の製品は、 機能性に優れていても生活空間に溶け込めていませんでした。介護用トイレは、 ベットの横に置くのが一般的です。寝室に置くものだからこそ、より空間との 調和を考えるべきだと思いデザインしました。