伝統的な加工方法を応用した紙の食器 過去の人々の暮らしにおいて、紙が大きな役割を担っていた時代がある。 当時の人々は、着物から箪笥、水筒まで紙を素材として作り、実際に使っていた。 一方の現代では、液晶などの電子媒体が私たちの生活を支えている。 私自身もデジタル化の恩恵をうける一人だが、時折紙のあの質感が恋しくなるときがある。 そんな気持ちから、現代の生活の中にこれまでと少し違う角度で紙を取り入れる方法として、食事という場に紙のあの穏やかな質感が似合うと感じたことから、伝統的な加工方法を応用して食器を制作した。 越前和紙、でんぷん糊、水性工芸うるし S 150×150×10mm M 170×170×15 L210×210×15