インテリアや建築物などに使用される工業部品の形状には、機能性を 追求した精密な美しさが宿っていると思う。機械的で硬質な部品を鞄 の素材として取り入れることで、洗練された高級感のあるデザインへ と昇華させようと試みた。持ち運ぶための道具を超えて、「工業デザイ ン」を身につける新しいファッションとしての可能性を提案する。