プリンターと透明シートで像の根源的な構造である「点」を表現します。 写真はもともと小さな点で構成されています。この性質を踏まえ、私は 身の回りに存在する日常的な物をそのままに印刷しました。すると、イ ンクが浸透せず表面に留まり、インクが集まって立体のな点になりま した。これで、平面的な写真が立体的な像の粒に変化します。さらに、 プリンターによって同じ写真でも出力されるたびに異なる表情を見せ、 ランダムに生成された粒子は、一回性の魅力と美しさを生み出します。 つまり、プリンターを通じて物質の粒を可視化し、具体的な写真から 「抽象」へと変化させることで、モノを粒で表しました。