押しては返す波、満ちては欠ける月。それを眺める私は、呼吸をし、脈を打つ。 世界は反復で満たされている。ただ、そのことを忘れているだけで。 この装置たちは、“メカニカルな“という文脈に留まることなく、出来事とし て(あるいは詩として)、我々が、世界を動的なものとして捉えなおす、 そのきっかけとして機能するのではないだろうか。