素材:かまぼこ、羊羹、樹脂粘土、ABS樹脂、ゼラチン、絵の具、レジン液
技法:成形
デザインとは、そのものが置かれる環境やそれに関わる人など、あらゆる要素の中で最もちょうどいい点を形にすることだと考えています。しかし、それはデザイナーだけが行うことではなく、生まれた瞬間から誰もが無意識に行っていることだと気づきました。 コップに対する水の量や餃子のヒダの数、カレーとご飯の割合。気づいてはいないけれど、そういった日常の些細なところから違和感を感じ取り、自分のちょうどいいを見つけているのではないでしょうか。 この作品は、そんな今まで無意識のうちに通り過ぎていた日常の中の「ちょうどいい」に焦点を当てた作品です。