ディスプレイの上の水滴を通して、映像を見る作品
この作品は、現在の自分たちの水に対する感じ方を再確認する試みです。
水は、映画や広告、など幅広く表現のモチーフとして扱われています。その中には、現実の物理現象より誇張された屈折現象のCGや、あり得ないような水の動きを伴ったアニメーションなどを数多く見ることがあると思います。そういった現実ではあり得ない誇張された水の表現に親しみの深い人の中では、水の現象をより広く、捉えられるようになっているのではないか、という仮説を立てました。この仮説を元に、様々な水の形とディスプレイの映像の関係性を作り、現実には、起きないような現象を映像作品にしました。それぞれの現象の誇張された映像を見ながら、自身の水に対する感覚の広がりを感じてください。
水、映像ディスプレイ24型、木材
W556 x H423 x D600(6点)