TAMA ART UNIVERSITY DEPARTMENT OF INTEGRATED DESIGN
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統合デザイン学科
卒業制作 優秀作品
2019
COCOON
中山 媛南子
#米山プロジェクト
#2019
#PRODUCT DESIGN
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勉強するときも仕事をするときも、我々はその机に適切な高さの椅子に座って、下を向きながら作業をこなしてきた。目線を下げて机に向かう姿勢には、『集中して頑張るとき』の景色が見えている。すなわち、小さな頃から、その姿勢・その目線には、頭のスイッチをオンにするように刷り込まれていると考察した。 真のリラックスタイムを満喫するために、この椅子を提案する。 座面高16cmからの景色は、床に座ったときと近い。加えて15度の傾きに身を委ねると、自ずと目線は上方に向かうだろう。デスクワーク中とは、まったく違う景色が見えるはずだ。床に座るよりは高く、一般的なダイニングチェアよりはずっと低い。床に座るだけでは得られないくつろぎと、床に近いことによる安心感がある。体ごと回転したり、あぐらをかいたり、座り方も自由である。 窓辺に置けばきっと美しい空が見えるだろう。ゆるい太陽の光を感じながら眠るような、豊かでだらしない時間を、この椅子といっしょにすごしてほしい。