「空白の時間」を記録するための、あたらしい時間の記録装置『Living record』を考案しました。 スケジュール帳の空欄や一見すると何もない一日も、確かに私たちは生きていて、今この瞬間につながっています。 しかし日記や年表で「出来事=点としての時間」の記録が残されるとき、その間の「空白=つづいている時間」は忘れられてしまいがちです。 区切られた24本の縦糸に横糸を織り込んでゆき、年輪をモチーフに「つづいている時間=生きている時間」の象徴として制作しました。 刺繍糸・木材・紙 H200 × W400× D400 (mm)