顔周りを華やかに見せ、権力の象徴としても用いられる飾り襟。それは本来、上質な布地や高価な宝石で飾り立てられることがほとんどである。 しかし今回の作品は、高価な素材ではなく、身近な素材である「紙」を用いた。 素材の価値や象徴性といった従来の文脈をなくし、純粋に「美しさ」のみを表現している。 この作品は、飾り襟が持つ本来の権威や素材のヒエラルキーから解放された美を追求する、脱構築的なアプローチを試みている。