空間の中心に、その空間を縮小した空間像を置く。 そして、その空間像と同じかたちの飴をつくる。 空間の飴を、元の空間の中で舐める。 空間像を見つめながら、 同じ空間のかたちを、口の中で溶かしていく。 内と外がずれはじめる。 自分が立っている空間と、 中心に置かれた空間像と、 口の中の空間が重なり合う。 空間の中に、空間があり、 わたしの存在、位置が、ひとつではなくなっていく。 大きくなったり、小さくなったり、 遠くなったり、近くなったりしていく。わたしは空間があるかないかではなく、 どのように在ると感じているのかを確かめる。 身体を通して、見えないものに近づく。 触れられないものを、何度も確かめる。 その行為そのものを、 「実存の確認」としている。